
平成二十年度より全真言宗青年連盟(略称:全青連)理事長の職を拝命致しました坂井智空です。
この全青連は、真言宗各派総大本山会に加盟する十八本山および関係宗団所属の青年教師会およびその会員をもって組織され、昭和五十五年(一九八〇年)に発足致しました。
当連盟は、宗祖弘法大師の教義を根底とし、全真言宗青年僧侶が一丸となって鎮護国家・済世利人の実践に邁進するとともに、相互の理解を深め、親睦・協力をはかる事を目的としています。
活動としては、結集の開催や機関誌の発行、布教に関する研究・調査・協力、各種講習会の開催、布教資料の発行・交換、組織の拡充発展、関連団体との連絡、その他必要と認める事業等であり、これらが発足以来諸大徳ならびに諸先輩方の御尽力により今日まで行われて参りました。
殊には、平成七年(一九九五年)一月十七日に発生した阪神・淡路大震災での被災者救援活動を機に災害救援事務局を設立し、今日まで国内外の様々な災害救援活動を行いながら、組織の強化・救援活動マニュアルの整備を進めて参りました。
またコミュニケーションサービス(CS)委員会を設立し、ホームページならびに機関誌をもって全青連の活動の報告や普及、各種情報などを開示し、関係各位に御理解と御協力を申し上げて参りました。
世界では、戦争問題や環境問題が深刻な現状となっています。また昨今私達の生活環境は目まぐるしく変化し、社会情勢の不安などから悩み苦しんでいる方々が多数いるように思われます。
それに対して私達は、争いごとのない世界平和実現のために祈願をし布教を続け、また環境問題に対しましては、”3R“{リデュース(廃棄物を出さない)・リユース(再使用する)・リサイクル(再資源化する)}を念頭に、会員一人一人が身近で出来る”エコ“活動に努めています。さらには、結集などを通じて様々な方々との親交を計り、それを糧にそれぞれが布教活動に役立てています。
当連盟は、平成二十一年度には発足三十周年を迎える事となり、これまで築かれてきた歴史を振り返るとともに、現在の私達にとって出来る事、またやらなければならない事を考慮し続けています。
私達は、真言青年僧侶として将来の展望を試行錯誤しつつ、各々が出来る事に挑戦し、またその力を結集し迅速かつ活発に行動する事が、全青連のさらなる飛躍となり、また社会貢献に繋がるものと考えています。
特に情報社会の現在、ホームページにおける情報の提供は、全青連においても重要な役割となっています。また社会貢献活動の一部としても有効に活用して参りたいと思っています。是非定期的にご覧いただき、ご活用していただければ幸いです。
なにぶん浅学非才のため、お大師さまの御加護を頂戴しながら精進努力して参りますとともに、皆様方には何とぞ力強いご鞭撻ご協力を下さいますようよろしくお願い申し上げ、御挨拶とさせていただきます。
合掌
全真言宗青年連盟理事長
坂井智空